サミ・ケディラは、1987年の4月4日に生まれたチュニジア家系のドイツ人ディフェンス・ミッドフィルダーです。シュトゥットガルトのカンテラ出身で、2006年にデビューし、2007年にブンデスリーガを制覇。そのまま実力を発揮していきながら、とうとう2010年にはドイツのナショナルチームに呼ばれ、圧倒的なフィジカルとポテンシャルを見せつけ、ドイツを準決勝まで導かせた選手の内の1人です。
その活躍にビッグクラブが目を付け、数々のオファーを切り捨て、選んだのがレアル。レアルでは、国王杯とリーガを制覇しましたが、レアルでの彼のポジションとプレーはドイツとでのは別物。ディフェンス・ミッドフィルダーとはいえ、ドイツではチャンスがあれば攻撃に走って行くのが彼でした。しかし、モウリーニョは彼を極限に後ろに置き、そのチャンスが少なくなっていったのです。実際、今年までは、スペイン全体から「そりゃボールは奪うだろうけど、パスビジョンがない、パスが下手くそ、シュートもしない。。。」などなど。
しかし、最近の試合では見違えるほどのケディラです。ボールは奪うわ、シュートはするわ。。。まだリーガは前半しか終わってないのに、昨シーズン全てのゴールと同じ数をもう決めているんですから。アシストもです。僕はこの前、国王杯のレアル対バレンシアをベルナベウに見にいきましたが、僕も最初はあんまり好きじゃない選手だったのに、あの試合で惚れました。スタジオ全体が拍手喝采でした。
これがモウリーニョが欲しかったケディラ。Box to box 選手。自分のチームのエリアから相手のエリアまで行って、終わったら、また自分のチームのエリアに戻る選手。エリアを行き来している選手ですね。シュヴァインシュタイガーがその1人です。彼の場合、オフェンスの面がもっと優れてますが、逆にディフェンスの面ではケディラより劣りますが。攻守両方揃えてる選手はそうそういません。
彼は確かにスポーツ記事の表紙にでかくズドンと現れることはないかもしれません。クリロナみたいな40m離れたとこからのゴールや、メッシの5人抜きも、イニエスタのスーパーアシストもしない、できないかもしれません。しかし、彼はそれを補うために、チームのために一番走って努力している労働者なんです。 
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